介護が必要になったとき

介護が必要になったとき

介護の始まり

初めの一歩

1.ケアマネージャ―(介護支援専門員)を決めましょう

(介護者と事業所の契約になります)

入院されていた方は病院で事業所選択の相談ができます。

(病院の中に介護支援事業所がある場合もあります)

または、区役所の福祉窓口に介護施設などの一覧が載った冊子が置いてあります。

介護認定は身体のケアだけではなく、認知症の方も認定が受けられます。

認知症と診断され、数か月続くと医療費の窓口負担(1割~3割)が補助されます。

申請されていない方が多く、わからない場合は区役所や

ケアマネージャーさんに相談してみるのも良いですね

※認知症の方の窓口負担補助は年1回、主治医の認定をもらい更新が必要になります。

介護申請

65歳以上になると介護保険証が自宅に届きます。

元気なうちは気にも留めませんが いざ、介護が必要になったとき

介護保険証は重要な書類になります。

介護保険証を紛失しないように大切に保管にしてください。

区役所(市役所)福祉課へ介護申請します

ご自身または、ご家族がお住いの区(市)役所で手続きをします。

(主治医が必要になります。事前に主治医に介護申請をすることを伝えておくと良いですね)

区役所福祉課で必要書類に記入をして提出。

介護保険証・印鑑・保険証等持参してください。

(介護保険証書は区役所で預かりになります。預かり証が交付されます。)

後日、介護認定事務センターから介護認定調査の連絡が入ります。

自宅・入院中の方は病室に調査員が出向きますので

立ち合いをされると良いです。

※ 調査員さんを前にすると頑張てしまう介護申請者さんが多いです。

これ出来ますか?など聞かれますが平常の状態で臨んでください。

また、ご家族の方は「これは私がします」など言わないようにしましょう

普段の行動で必要なことを伝えるのが認定調査です。

介護申請は年々負担が大きくなっている介護で使われるお金を抑える体制になっています。

家族に負担を増やすのではなく、みんなが少しでも負担が軽減され

毎日を過ごせるようにしたいですね。

介護申請を申し立てると、主治医へ「意見書」が送付されます。

入院中の方は入院先の病院で申請できます。

(入院中・施設入居中のケアマネジャーはその施設の職員が担当)

意見書作成してもらいます

1. 通院されている方は、かかりつけの病院から意見書作成にあたって

早い時期に通院依頼がくると思います。

前もって書類の記載の依頼がある病院もあります。

診察はご家族の方が本人に付き添って主治医と面談されることが一番良いと思います。

※おむつが必要な方は意見書にその旨を記載してもらいましょう。

2. 認定調査員が本人と面談した書類と主治医が作成した意見書を名前を伏せて

認定委員会で協議され、介護度が決定します。

3. 認定が決まると、介護保険証の原本が手元に戻ってきます。

 

介護度

1. 介護度の決定

 要介護1~5と認定された方

 介護サービスを利用できます。

 要支援1・2と認定された方

 介護予防サービスを利用できます。

 名古屋市は認定が下りるまでの期間が通常より、長引く場合があります。

介護保険証預かり期限があるので、期限が切れる前に再度預かり証が郵送されます。

ケアプランを作成してもらいましょう

介護度により1か月間に使える金額が決まっています。

以下の表は介護度別のサービス限度額です

ケアマネージャーさんが介護を受けられる方、家族の意向に沿って

ケアプランを作成してくれます。

受けるサービスは点数化されています。

※ケアマネージャーさんの費用は介護を受けられる方の自己負担はありません。

※使用点数以上のサービスを受けたい時は自費になります。

介護が受けられる施設の選定

ケアマネージャーさんはたくさんの知識を持っています。

地域密着型ですので介護を受けられる方に適した施設を紹介していただけます。

ご本人とご家族の意向を確認しておきましょう。

週に何回受けたいか?

要支援と要介護の方とは差がでてしまいます。

週1回半日から 週数回まで 幅広いです。

レクレーションや足湯、など多彩な催しの企画が用意されています。

何を利用したいか?

入浴、買い物、掃除、食事の支度 等

施設利用なのか、自宅に来てもらうのか?

※掃除は介護者の方が専用で使う部分のみです。

(家族同居の場合、トイレなど共有されているところはダメです)

※食事は介護者の方の分のみです。

 

 

在宅介護サービス
介護度 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
利用限度単位
(30日)
 5,320 105,310 167,650 197,050 270,480 309,380 362,170
自己負担額
(30日)
5,032
1万531
1万6,765
1万9,705
2万7,048
3万938
3万6,217
特定施設入居者生活介護
要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
介護保険
単位数
(30日)
5,430 9,300 1万6,080 1万8,060 2万130 2万2,050 2万4,120
介護保険
報酬
(30日)
5万4,300
9万3,000
16万0,800
18万0,600
20万1,300
22万0,500
24万1,200
自己
負担額
(30日)
5,430
9,300
1万6,080
1万8,060
2万130
2万2,050
2万4,120

※単位…サービス利用料を表す。「1単位=10円」を基本に、住む地域ごとの掛け率で金額を計算
※介護保険の自己負担割合1割で計算してあります。3割の方は3倍してください。

おさらい

ポイントは

調査員を前にすると、頑張ってしまう方がほとんどです。

認知症の方は、普段と全然違ったり、お身体の不自由な方は頑張って動いたり

ご家族の方は認定中は見守るだけです。

普段の生活が前面に出せると良いですね。

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