徳川園
尾張徳川家の邸宅でした
徳川御三家の尾張藩二代藩主光友が、隠居所であった大曽根屋敷に
元禄8年(1695年)移り住んだことを起源とされているそうです。
敷地面積は約13万坪(約44ha)の広大さ(想像つかないです)で、
庭園内の泉水には16挺立の舟を浮かべたと言われているそうです。
光友の没後に、尾張藩家老職の成瀬、石河、渡邊三家に譲られ、
明治22年(1889年)からは尾張徳川家の邸宅となったそうです。
昭和6年(1931年)、十九代当主義親から邸宅と名古屋市は庭園の寄付を受けたました。
整備改修を行い、翌年「徳川園」が公開されました。
昭和20年(1945年)に大空襲により園内の大部分を焼失したそうです。
池泉回遊式の日本庭園(ちせんかいゆうしきていえん)
日本庭園の形式のひとつで、園内を回遊して鑑賞する庭園で
清流が滝から渓谷を下り海に見立てた池へと流れるありさまは
日本の自然景観を象徴的に凝縮しているそうです。
高低差の大きな地形、既存のまま取り入れた樹林、立体的に迫る大きな岩組みが特徴で
変化に富んだ景観を大胆に切り替える構成を用いて
大名庭園の「荘厳さ」を大観できるようにしているそうです
登録有形文化財
平成26年10月7日に登録有形文化財に下記のものが認定されました。
徳川園黒門
徳川園の西に開く黒塗りの木割の太い薬医門。
旧尾張徳川家大曽根邸の表門として風格のある趣を持っています。
脇長屋
黒門に隣接する入母屋造の建物。
黒門や塀と連続して旧尾張徳川家大曽根邸の面影を残します。
塀
徳川園の外周に位置する木造の塀。
創建時の姿を示し、周辺建物の歴史的景観を整えています。
釣瓶井戸
石造の井戸で木造切妻杉皮葺の屋形を持っています。
塀と同様に周辺建物の歴史的景観を整えています。
蘇山荘
徳川園の北西に位置する。
伝統的な和風建築の様式をとりながらも中廊下や階高の高い和風の座敷などです。
徳川美術館
徳川家康の大名道具・源氏物語絵巻などの展示
子どもの日などは甲冑を身に着けるイベントなども行われています。
時代を思わせる展示に興味のある方は必見です。
ライトアップ
四季折々でライトアップされます。
夜間に訪れると、昼間とは違った景色を堪能できます。
アクセス・入場料金
徳川園
一般(高校生以上) 300円 名古屋市在住65歳以上 100円
徳川美術館
一般 1,000円 高校生/大学生 700円 小中学生 500円
※前売り券・セット券あり
〒461-0023 徳川園 愛知県名古屋市東区徳川町1001
徳川美術館 愛知県名古屋市東区徳川町1017
市バス | 名古屋駅バスターミナル10番のりば 基幹2号系統、「徳川園新出来」停下車徒歩3分 |
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名鉄バス | 名鉄バスセンター(メルサ3階)4番のりば 基幹バス「引山」方面行、「徳川園新出来」停下車徒歩3分 |
JR | JR中央本線、「大曽根」駅下車南出口より徒歩10分 |
地下鉄 | 東山線「藤が丘」方面行「栄」駅で名城線「右回り」に乗り換え、「大曽根」駅下車3番出口より徒歩15分 桜通線「野並」方面行、「車道」駅下車1番出口より徒歩15分 |
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